飼育日誌 3日目

 

 8月2日  つばめの便秘

  

この日から5時半に起きて餌をやる。
朝一番に巣箱をのぞくと、またタオルから出ている。真夏なので朝から気温は30度近くあるとは思うが、この子は寒くはないのか?
わたしの顔をみると鳴き始める。鶏のささ身とすり餌とを1:2くらいの割合で与えた。
すり餌は割り箸の先にのせていたが、太すぎるようなので、よくヨーグルトやプリンに付いてくるプラスティックの小さいスプーンのもち手側にのせて与える。

餌について更に調べると、野鳥は人間の与える餌ではビタミン不足になるそうで小鳥用のビタミン剤などを餌や水に混ぜて与えた方がよいということがわかった。
他の里親さんのサイトを見ても、みなさん不気味なミルワームに立ち向かって与えておられるようで、わたしもミルワームを買う決心をした。家の冷蔵庫は使えないので、小型のクーラーボックスを買うことに決め、早速注文した。

この日、ヒナがフンをするところを観察していると、なかなかフンが出ないようでなんどもいきんでようやく固そうなフンを出していた。すり餌の水分が少なかったせいだろうか?
スプーンに水を少し取ってくちばしにつけてみると、スプーンに喰いつくようにして水を飲んだ。その後のフンは正常なものが出た。
つばめのヒナは、巣立ち前は自然の状態では親からもらう虫から水分を取っていて、水は飲まないものなので、水は与えなくても良いとされていましたが、人間が育てる場合はフンの状態を観察して固そうなら水を補ってやったほうがよさそうです。ただし無理に口に水を流し込んだりして与えると気管に入って窒息死してしまうそうですので、少しずつくちばしを濡らすようにすると、自分で飲みます。暑い時、喉が渇いた時はくちばしが半開きになります。

  

初日、2日目はまったく余裕がなく、ようやく写真を撮ることを思いついた。
ヒナの背中にある白いものが羽管。ヒナの横に落ちているごみのような物が外れた羽管のくずです。
保護初日に比べるとだいぶ羽管が取れて全体に黒っぽい羽根が生えてきました。

この日の午後の様子。
羽管をつついては取り、またつつき…ついに首のあたりに少し残るだけになりました。
足元には羽管のくずがまたいっぱい。
半日ごとに成長しているかんじです。
ちょっと寒いのか羽根を膨らませています。

 

 

 

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